学習の進め方

加速学習システム

『加速学習理論』にもとづいた学習システム(5つのステップ)

『加速学習理論』にもとづいた5つのステップをご紹介します。

プレスタディから始まり、レビューまでの5つのステップを一通りこなすことで、非常に高い学習効果が得られるようにプログラムされています。取り組む教材や、学習者のレベルにもよりますが、一通りこなすと、およそ30〜50分程度かかります。

  1. 0. リラクゼーション&アファメーション

    学習の過程を通じてリラックスすることが非常に重要です。また、学習を楽しむ気持ちを確認したり、達成イメージを描いたりすることによって、学習効果を最大限に高めることができます。

  2. 1. プレスタディ

    本格的な学習に取り組む前に、簡単に全体を確認しておきます。この作業によって、学習教材への親和性が増し、学習する際のストレスが緩和されます。

  3. 2. 記憶定着トレーニング

    トレーニングの第1段階です。ネイティブスピーカーの朗読に合わせておこなう音読(シャドウイング的な音読)と、表示される英文を読み上げながらおこなう筆写の2本立てです。

  4. 3. アクティベーション

    2の記憶定着トレーニングによって体にたたき込んだ記憶情報をすぐに取り出せる状態へと活性化させる取り組みです。

  5. 4. タイムアタック

    どのくらい英文がスムーズに出てくるかチェックをします。ゲーム感覚で楽しみましょう!

  6. 5. レビュー

    今日の学習内容を再確認し、仕上げをします。初めて取り組むときは紙に書き取る英作文がお薦めです。3段階でヒントを表示したり、朗読音声を再生したりできますので、到達度に応じた、ストレスのない学習が可能です。

  7. +α. 高速リスニング、高速リーディング

    TOIECなどの試験でハイスコアを目指す人の速読力やリスニング力養成、そして一通り学習を終えた教材の再確認にお薦めです。

※各メニューに関する詳細な解説は、それぞれの解説ページをご覧ください。
 

教材への取り組み方

1日に1教材(1ファイル)を目安として取り組んでください。一度にまとめて量をこなすよりも、毎日少しずつ取り組んだ方が記憶への定着度も高くなります。また、トレーニングの始めには、必ず前に取り組んだ教材を、高速リスニングやノーマル朗読などのトレーニングで一通り復習するように習慣づけましょう。復習することで記憶への定着度は驚くほど高まります。

リズムとリラクゼーション

この学習システムの学習効果を高めるためのポイントはリラックスです。リラックスすることによって理想的な学習状態を作ることができます。私たちの脳は無限の可能性を秘めているといいながら、実際にはその本領をなかなか発揮してくれません。集中することは大切なことですが、がんばればがんばるほど、気合いを入れれば入れるほど、学習効果は上がりにくくなるものなのです。ですからリラックスしつつ、しかも頭はすっきりとさえて集中した状態を作ることが理想といえます。

しかし、実際の学習(トレーニング)においては、このリラックス状態を維持しつつ、ほどよく集中力を保った状態を保つことはなかなか困難です。ですから、学習の中ではリラックスを基本としつつ、リラックスと集中を上手に切り替え、リズムのある学習を心がけるといいでしょう。

プレスタディでは、気負わずリラックスして学習内容を確認し、音読では集中してしっかりと声を出す。筆写の時にはリラックスして気楽に書き取りをおこない、再びアクティベーションでは集中して音読・・・。というように、学習のステップごとに緩急を切り替えるようにしてみてください。切り替えの際、集中状態からリラックス状態に戻るために、大きく深呼吸をするのも効果的です。

シャドウイング的な音読

この学習システムの中心的なトレーニングは「音読」です。ただし、単なる音読ではなく、ネイティブスピーカーの朗読音声に自分の声を重ねるようにして発声します。

このような、モデルとなる朗読を聴きながら、わずかに遅れながら自分の声を重ねる音読方法を「シャドウイング」といいます。これは通常、同時通訳者のトレーニングとして用いられる方法で、トレーニングの目的も、この学習システムで目指すものとはまったく違っています。このソフトでの音読は、記憶への定着率を高めると同時に、英語が口から出てきやすいような脳の回路作りをおこなうこと、英語のイントネーション、アクセントなどを体験的に理解することを目的としています。

このシャドウイング的な音読は、ノーマル朗読、センスグループ朗読(以上、プレスタディ)、スピードアップ音読(記憶定着トレ)、アクティベーションの4つのトレーニングでおこないます。

モデルとなる朗読をしっかりと聴くためにも、ぜひともヘッドフォンを使ってください。そして、聴いた音声をそっくりとまねるつもりで、自分の声を重ねていきましょう。これによって、英語独特のリズムとスピード感、抑揚が少しずつ身に付いていきます。そして、このようなトレーニングを積み重ねていくと、リスニング力も確実にアップしていきます。これは、自分の口で発音したことのある音声は聴き取ることができるという、私たちの脳の特性と、「まねする」ために通常よりも注意深く聴くようになるという効果によるものと考えられます。